電気
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電気に興味を持ったのはたしか……
幼稚園か小学1年の時、父親が目の前で模型用モーターを電池につないで回してみせたことだと思います。
それからというもの、模型用モーターとプーリーとかがおもちゃとなりました。 -
そしてむかえた小学3年の夏
みなさん、覚えているでしょうか? よく夏休みの自由工作のための品物が学校で販売されることを。
電気まっしぐらな私は、ソーラーカーのキットを買ってもらいました。
そして、夏休みになったら組み立てようと説明書を読みつつ楽しみにしていました。 -
しかし、我慢しきれず……少し組み立ててしまいました。(このクセは相変わらずです。やれやれだぜ……)
その時、事件が起きました。あろうことか、ソーラーカーの心臓部とも言えるモーターのリード線が、断線してしまったのです。
すぐに補修部品を注文。そのとき、私の運命は決まってしまっていたとはつゆ知らず。 -
モーターが届きました。そして、一緒に電子工作のカタログが入っていました。電気まっしぐらな私は食らいついた!
それを見ていた親がはんだごてとキットを買ってくれました。それが、運命の出会い……。 -
そして、はんだごてとキットが届いた。早速組み立てようとする私。しかし……
練習なしでいきなりやったら、失敗してキットをダメにしてしまうと止める父。
そこから、はんだ修行に入った。銅線や針金、そしてお菓子の空き缶をはんだづけし続けた。
……数ヶ月が過ぎた。(感覚的にが一年な記憶があるが、そこまで長かった記憶もない……)
ようやくキットを組み立てた。無事に組み立てることができた。
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それからは、キットを組み立て続けた。そして、今度は本を見て組み立てることを覚えた。
バスで20分ぐらいのところに電子部品屋があることが幸いし、おこづかいをもらっちゃいろいろと組み立てた。
世間ではポケ○ンやプ○ステが流行っていました。友達もそれらで遊んでいた。
だがしかし、私はそんなモノには目もくれずにひたすらはんだごてを握った。 -
そして、高専の電気電子科入学を皮切りに、大学院修了まで電気一筋でした。
(アセンブラから電気化学まで広くちょっと深くやらせてもらいました)
電気について考えたことと言えば、2011年の東日本大震災の影響で原発が止まっただけで、
モノは作れない、移動もできない、生活にも不自由する……
いかに現代社会が電気の恩恵を受けているかがわかりました。
そのような社会を支える「電気」というものに出会えて、最高です。
大学院で研究していたスーパーキャパシタが二次電池並みの性能を有するようになれば、
自然エネルギーの強い味方になると信じています。